ドラマ・ハゲタカで冨士真奈美が演じている大河内瑞恵。彼女は先代で創業者である父の跡を継ぎ、サンデートイズ社長をつとめる。
サンデートイズは典型的な同族経営会社で、大河内ファミリーが全発行株式の62%を保有し、まさに「絵に描いたように」会社を私物化している。
社長一家の住み家は「社宅」と称する会社の所有だ。
社長・瑞恵の毎月数百万円になる自身の洋服代、飲食代、遊興費等は会社の経費として計上している。
当然、息子の専務・伸晃も同様だろう。
ドラマでは無視されていたが、原作では瑞恵の夫も副社長である。会社の経費で生活してるのは想像に難くない。
大河内瑞恵は、かつて三越百貨店を私物化して「天皇」と呼ばれた岡田茂の愛人、三越を食い物にした「女帝」竹久みちをモチーフにしていると思われる。
が、そんな想像を粉みじんに吹き飛ばす女優・冨士真奈美の存在感はすごすぎる!
冨士真奈美といえば、かつてのドラマ「細うで繁盛記」を思い出してしまうが(ふっるう〜)、もう35年以上も経っているとは信じられない。
女優が女優であった最後の時代の一人なのだ、きっと。
閑話休題。
雇われ社長であれオーナー社長であれ、会社を自分のモノのように勘違いし、ただただ儲けのためだけに事業を拡大して、失敗すれば社員のせいにしたり、金を貸した銀行の責任にすり替えたりする経営者たちの何と多いことか!
事業を事業としてまっとうに行わせる、それが出来ない者には退場してもらう。これこそが「腐った日本を買い叩く」ということだ。
西乃屋旅館の買収で、ハゲタカの鷲津政彦は西野昭吾に言う。
「本業を一心にやってきたら、こんな莫大な借金を背負うわけがない。もう楽になられてはいかがですか?」と。
そして、彼は同じことをサンデーの大河内瑞恵にも行う。ただし、彼女には冷たく「自己破産しなさい」と。
この対応の違いに味がある。
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細うで繁盛記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
細うで繁盛記(ほそうではんじょうき)は、1970年1月8日から1971年4月1日まで、よみうりテレビで製作され、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。